2017年 07月 25日
40年ぶりの呉羽の舎−建築家故白井晟一 |
松井が富山の呉羽山にある建築家故白井晟一の設計した家を見に訪れたのが40年以上も前の事である。今回富山在住の友人が、私達が富山を訪れると話したら、「近くに呉羽の舎があるのでご案内しましょう」と言われ、本当に久しぶりの再会を果たす事ができた。まだ建っているのかどうかも不明だった木造平屋の名建築であるが、所有者は変わったらしいが、大切に住み継がれていた。
建築を志している人であればご存知だと思うが、日本の近代建築に一石を投じた異端的存在だった建築家白井晟一の作品である。呉羽の舎は当時木造建築のお手本(というよりどれだけ作るのが大変かが分かる)とされた建物で、一冊の本にその全てが図面と共に詳細に紹介されている。「心して作れ!」と教えてくれる本「木造の詳細、3住宅設計編」(彰国社)
もちろん個人の住宅である為内部は見れないが、外の門屋だけでも白井晟一の建築世界を肌で感じ取る事ができる。
by matsui-ken
| 2017-07-25 10:48
| 作品の紹介
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