上棟ー都心の二世帯住宅 |


![]() by 松井英子 カレンダー
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2017年 06月 18日
上棟は木造建築工事の中で、一番のハイライトと言ってもいい。
昔から大工さんが木を選び製材し、棟梁の板図に沿って刻みが行われる。その材木がその日一気にくみ上げられ、上棟を迎える。建物の芯となる木組はいつ見ても、木の力強さとしなやかさを感じる。日本独特のホゾ穴に木鎚でコンコンと打ち込んでいく。菊池棟梁から「あきらめるなよ!」と若い打ち手にカツを入れる。何回も力強く打ち込んでいく。これが上棟の音。これで粘り強くガッシリとした日本の木組みが出来上がる。 構造柱は桧の4寸(120mm)角、普通の住宅より大きい。土台は水、虫害に強いヒバ、今回は米ヒバのやはり4寸角、造作柱は当事務所が入れているピーラーの160φの丸柱。樹齢300年のカナダ、カスケード産の物で、松井建築研究所の埼玉の材木置場で2〜3年自然乾燥したものである。今ではなかなか手に入らなくなった貴重な材木である。又他の一般住宅では見られない事は、窓台となる「まぐさ」は、やはり全て4寸角の材を使っている。 ガッシリとした木構造が建物の骨となり、これから何十年、何百年と建ち続けることとなる。 新しい建物に合わせて刻みを入れてもらった丸太が新しい梁の上に打ち込まれていく。5代目に当たる孫達の部屋の天井に出てくる。 ![]() ![]() これからさらに木構造が組込まれていくと、もうこのような生の姿が見られなくなる。今の内に十分、目の中に焼き付けておきたい。
by matsui-ken
| 2017-06-18 18:19
| 現場の様子
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