2017年 09月 04日
木工事のその後ー都心の二世帯住宅 |
上棟が終わると、大工さん達の金物工事、各下地工事、建具枠や化粧梁等の木工事が始まる。もちろん設備屋さん、屋根屋さん、建具屋さんなど沢山の職人さん達が出入りする中、大工さん達は黙々と毎日作業を続ける。しかし内装仕上げ工事が始まる頃になると、一斉に大工さん達は姿を消してしまうのだ。現場が突然リセットされたように、様相が変わる。
この現場でもその時が来るまで、後1ヶ月くらいだろうか?いつもいてくれるはずの大工さん達との別れは辛い。私達もしっかりリセットしなければならないのだ。
ここで大工さん達の仕事を中心にご紹介しておこう。
303ピッチに入った間柱とたすき掛けの筋違いによるしっかり、がっちりした木組みの壁下地が完成する。
金物も大工さんの手によって適材適所につけられる。
外壁は防水紙の後に木ズリがしっかりと組まれる。
ここから左官工事の為の下地が始まる。
防炎の為、軒先の破風板の下地はフレキシブルボード2枚張り。
これも大工さんの仕事
そして大工さんによって外壁、天井裏、床下に断熱材が隙間無しに充填される。
最近は壁、天井にはこのサーモウールを採用している。健康志向で暖かさと通気機能もある。
無垢板によるガッチリした窓枠が現場で組まれていく。
化粧梁にRをつけるのも現場での手刻み
R付きの階段は菊池棟梁の仕事
建て主の方から、「とても登りやすい階段」とお褒めの言葉をいただいた。
ここからさらに菊池棟梁の妙技が見られる。お楽しみに!
by matsui-ken
| 2017-09-04 11:28
| 現場の様子
|
Comments(0)